仕事とやりがい

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人間関係

こんにちは!幸せマンです。
今回は、仕事のやりがいについての話です。仕事ってそもそもなんだっけ?と考えると、それまで当たり前にこなしていた事に違う見方が出てきたりします。仕事にやりがいを感じていらっしゃる方にはあまり参考にならない話かもしれません。今回の記事は、仕事にやりがいを感じられない人に向けた話をご紹介します。

では、早速いきましょう!

仕事ってそもそもなんだっけ?


私達が学生の頃、おそらく多くの方がこう思っていたはずです。
「あ~、このまま学生でいたい。毎日友達とワイワイ出来たらいいのに。」
「毎日仕事に行く生活は嫌だ。でも、やらなきゃ…。」

これに近しい考えを持っていた方がほとんどだと思います。

しかし、今は皆さん立派に働いていらっしゃるし、社会を動かす一員となっています。
また、家庭の仕事を懸命にこなしてくださっている方もいらっしゃいますよね。ありがとうございます。
そうして今はその慣れ親しんだ仕事を懸命にこなしながら、毎日を暮らしています

そんな中、仕事に対してやりがいを感じない。といった意見は良くありますよね。
やりがいを感じていらっしゃる方は正直、極少数だと思います。

ここから少しおかしなことを言います。
「なんで仕事をしてるんだっけ?」
「仕事ってそもそもなんだっけ?」

1つ目の疑問「なんで仕事をしているのか?」については
自分や家族の日々の生活を支え、不自由する事が無い状態を目指すべく、毎月のお給料を頂くためである方がほとんどだと思います。実際お金は生活に欠かせないものですよね。
また、就職し始めの頃は自立の意味もあったと思います。

では、2つ目の疑問である、「仕事ってなんだっけ?」についてちょっと一緒に見ていってもらえると嬉しいです。

仕事とは


私達が毎日懸命にこなす「仕事」とはなんなんでしょうか?
基本的に仕事とは
業務やタスクをこなす事でお給料が発生するという仕組みです。

つまり
業務をこなす→お給料GET!
というシンプルな仕組みがあります。

これについては、どなたであっても異論は無いと思います。

例えばここで突然、会社の社長から
「明日からボランティア活動にしますね!お給料は出なくなります!」といわれた場合、
私なら間違いなく行かなくなります。
ボランティア活動は別の有意義なものをやります!と思ってしまいます。

あまりに突拍子も無いので、多くの方が困惑してしまいそうですが、ここで1つ見えてくるものがあります。

それが
「仕事って楽しくてやっているわけじゃない。」
ということです。

私達はやりがいを求めて仕事をしようと試みます。どうしたら楽しくなるだろう?と考えていらっしゃる方は多いです。

しかし基本的には、その仕事が面白いからやっているんじゃなくて、お給料をもらうためにやっているんです。

こう考えると、やりがいを感じて仕事が出来ているというのは、とてもハードルが高いことのように感じます。

仕事が仕事である以上は、
「本来誰かがやりたくないこと」
である可能性は非常に高いんです。

その仕事がものすごく面白くて、かつ一人でこなせてしまう場合には自分ひとりでやりますよね。その仕事が面白くなくて、一人では回せなさそうだから、お金を払ってでもやってもらっています。

仕事は、お給料を担保とした「信用関係」です。お給料という担保が無くなってしまえば、この関係は成り立ちませし、暮らしていけません。

さて、このまま終わってしまえば、仕事に対する悲観的な考えを広めようとする人になってしまいます。
ですが、この話にはまだ続きがあって、そちらが今回本当にしたかった話です。
そこにやりがいを求めない事が、結果としてやりがいになったりします。

仕事のやりがい


基本的に多くの人にとって仕事は楽しくありません。それでも仕事をしなければなりません。
楽しくなくてもやらなければいけないのが仕事なら、その楽しくない時間を少しずつ減らしていこうと考える方が負担が少ないんじゃないか?と考えたんです。

業務に手を抜いてください。という話ではないんです。
そうではなくて、
「その業務をいかに早く、いかに効率化できるか考えて、その楽しくない時間を少しでも減らしていく」ということです。

やりがいを求めるという気持ちが私達を苦しめてしまうので、先ずはそれについては忘れてしまった方がいいと思います。脳の仕組み上の話をすると、やりがいから求めるとおそらく上手くいきません。

それよりも、より早く効率よくこなせるものがなにか無いかな?という風に考え、今請けおっている仕事に掛ける時間を減らす方向で行動してみるんです。

会社でも、人でもほとんどの場合、効率の悪い業務というのは存在します。それについて少し考えてみると、

例えば、
最近話題になっているリモートワーク。
もし、リモートでほぼ全ての仕事をこなせるような仕組みを作る事ができれば、
各社員の通勤時間の削減と、通勤に掛かる費用の削減が期待できます。
社員の数が多いほどに、とんでもない額が浮く事になります。
それに社員も自由な時間が増えます。

個人レベルの話をすれば
普段良く使うようなエクセルでの業務については、一度自動計算を組むだったりをすると、今後は格段に楽になります。また、そうした際には、他の誰かでも数字を打ち込むだけに出来ます。

現場作業や事務作業なら
人間工学的な難しい話ではなくて、より自然な身体の動きで作業出来る様に作業台やデスク回りを見直すと、雑多に重ねられた道具や書類の中から今必要なものを毎回探すより、場所を決めてなおかつ取りやすくする事で、その探す時間と取り出す時間は削減できます。
必要な道具や書類をすぐさま取り出す様は、それだけで「出来る人」に見えます。

物流では
よく出る品物を「手前」に、あまり出ない品物を「奥」にと、配置を入れ替えるだけでも驚くほどに作業効率が変わってきます。
品物を人力で運ぶ人や、フォークリフトの走る距離を10メートル縮めただけでも、100回運べば、往復で1人当たり2,000メートルの差になります。人が運べる個数は多くなり、フォークの燃料も少なくて済みます。
一度時間を計算してみると目で見て感じることが出来ます。

こうした「仕組み」から見ていく事は大切なんです。
普段の業務について「どうしてそれをやっているのか?どうしてそれがやりにくい(時間が掛かる)のか?」と考えた時、絶対に必要なものを取りこぼさず、なんとなく伝統や形式に囚われている、特に必要ないものを省く事ができます。
「これはこういうものだから」にメスを入れるといらないものが沢山出てくるんです。

私の場合で恐縮ですが、
目の前の業務や課題について効率化したい時、先ずは「今ある状況」を箇条書きにしてメモにします。
その箇条書きしたものについて1つずつ「それがなにに必要か?」をこれまた書いていきます。
必要でも不必要でもその理由を書いていきます。

すると、頭の中で考えていた時よりずっと早く、あるいは自分でもびっくりするような案がよく出てきます。

そしてその案を言葉だけでなく、数字で見せるとその効率化の意味をより示せます。
また、その際はそれに伴うデメリットにもしっかりと言ってしまった方が良いです。

デメリットごと受け止めてもらった方が、後でおきるような問題は少なくて済みます。

もう1つだけ言うと
プレゼンは、
結論を伝えて、理由はこうです。そしてデメリットを伝え、それを補って余りあるメリットの順番で伝えると、人は聞きやすく感じます。

結論→理由→デメリット→メリットの順番です。

例えば、物流の話を例に取ると
「お集まり頂きありがとうございます。今回の提案といたしましては、現在、出荷数の多い商品の配置に変更をさせていただきたいと思っています。というのも、より物流が円滑に回り、利益になると考えたからです。確かに配置を変えるという事は作業をしていただいている方への周知徹底が必要とされますが、配置を変更する事によって、現在一日100往復している各作業者の負担はかなり減らすことが期待できます。具体的な数字についてはこちらの資料をご覧ください。100往復が必要な場合、距離にして2,000メートル、燃料にして○○円となります。現在それに当たる作業者さんが10名ほどですので、一日あたり合計20,000メートルもの差が出ます。これが一ヶ月ともなると…。」

人は最後の感触をその後も引きずる傾向があります。デメリットを最後にするとあんまり良い効果は期待できないんです。それさえ注意すれば、後はデメリットを打ち消すくらいのメリットかどうかが重要です。

そして少しずつ仕組みから効率化を目指すと、私達だけでなく、他の誰かにも、会社にもメリットが生まれ始めます。

皆が楽できるんです。

皆が楽できると、会社全体のストレスは軽減され、そして何よりその仕組みを持ち込んだあなたが評価されます。
個人レベルのものであっても、効率が上がれば自ずと成果も上がります。
後は、早く帰るなり、新たな仕事を請けおって実績にするなり、とにかく「余白」が出来ます。

仕事の人間関係は改善し、会社のシステムが改善し、あなたが評価されます。
やった事に対する評価って言うのは、やっぱり気持ちのいいものです。

そして、効率化を目指した結果、あなたはふと、気付きます。
「あれ?いま私、楽しんでる?」

どれもこれもあなたが成し遂げた結果です。
ここで、あの時「仕事なんてクソつまんねぇ!真面目にやるのがバカらしいわ!」
ふてくされる事無く、成し遂げたあなたの功績です。

ふてくされた先にはクソつまんない仕事が待っていますが、効率を目指した先にあるのは、「やりがい」と「余白」です。

やりがいというものは、それ自体を探すものではなく、その仕事の成果についての、期待と結果に大きく依存するんです。
つまり、これをやったらよくなるんじゃ!?という「期待」で行動することが出来て、やってやった感が生まれた結果が、「やりがい」なんです。私が変えた感と、仕事が速くなった実感が「やりがい」になって帰ってきます。
更に言えば、やりがいを感じていなかったときより、楽できちゃいます。

脳の仕組みからすると、「意欲」や「やりがい」はパッと湧いてくるものではなくて、きっかけがあって初めて湧いてくるものです。
そしてそのきっかけは、待つよりも、捕まえにいった方が可能性は高いんです。
脳の仕組みから知りたいな。という人は下に記事を貼っておきます。

今日のあなたの一日が「仕事とやりがい」の関係にハッとする一日である事を願って。
読んでいただきありがとうございます!!

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