なぜ家に帰ってきたばかりの夫は偏屈なのか?~頭の回転を理解する話~

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人間関係

今回は、ちょっと不思議なタイトルですが、頭の回転の話を理解すると、なぜ家に帰ってきたばかりの夫が理屈っぽいのか分かります。そんな話を脳の観点から分解し、一般化すると、わだかまりが無くなるかもしれません。今日は脳の仕組みと頭の回転を知って、仲良しを実現するための話です。

では、早速行きましょう!

なぜ家に帰ってきたばかりの夫は偏屈なのか?


ご夫婦であれば、奥さんは「あるある!」、旦那さんは「そうなんだよ!」となるようなお話をしていきます。

とある夕方に、こんな事が起きたとします。
夫「ただいま~。」
妻「おかえりなさい。ねえ、聞いてくれる?今日〇〇さんちの奥さんと話をしたんだけどね、〇〇さんちの旦那さんひどいんだよ、〇〇さんの奥さんがパートしたいらしくって、それを旦那さんに話してみたらしいんだけど、そしたらなんて言ったと思う?」

夫「わからないけど、なんて言ったの?」
妻「それがね、俺の給料が気に食わないのか!?って怒ってきたらしいのよ。ひどくない!?不満があるわけじゃなくて、時間が余ってきたからやってみてもいいかな?っていう意味だったのに!」

夫「へえ、たいへんそうだね。でもさ、別に俺らには関係ない話だよね?あんまり気にしないでほっといてあげたらいいんじゃない?」
妻「は?何それ?」

夫「な・・・なんだよ?」
妻「もういい!あんたにはもう話ししない!!」

夫「えっ!?(結構的確なこと言ったと思ったけどな・・・?)」

こんな会話は十分に起こり得ますよね。想像だけでも怖いです笑。
おそらくこの後どれだけ話を続けようとしても、うまくいかない事が想像できます。

この話を聞いて、奥さんも旦那さんも「わかるわぁ!」となっていただけたら幸いです。

奥さんは「話を聞いてほしかっただけ」ですが、
旦那さんは「その問題の要点を知って、それを解こう」としています。

これらはよく男女の感覚の違いで起きている。なんていわれたりしますが、本当にそうでしょうか?

確かに性差の研究で、女性は共感能力が高く、男性は女性ほどでもない傾向がある。なんてこともあるようですが、これはあくまで傾向です。

仮に、旦那さんが「主夫」として家庭を守り、妻が「仕事人」として働きに出ていた場合を想定すると、全く逆の事が起きそうじゃありませんか?

また、仕事に行ってきた人がストレスが高かったからと言われたら、確かにそれもあると思いますが、全然ストレスを感じていない時でも、こんな事って起きませんか?だとするとストレス以外にもっと別の大きな原因がありそうです。

その原因はどこにあるんでしょうか?
という話が今回の内容です。

この原因を解明すべく
先ずは私達の脳の仕組みから見ていこうと思います。

脳はそのマインドをしばらく継続したがる


脳の仕組みを見るとその原因は見えてきそうです。

私たちの脳は、それ以前にあった「気持ちや想定」をしばらく継続したがります。

先ほどの例の場合
奥さんの方は、偶然会った〇〇さんの話によって「〇〇さんの旦那さんがひどい」という気持ちを継続しています。
〇〇さんのお奥さんに共感したことによって、「許せん!」という状態になっています。
この時の頭の回転は、話を聞くまではゆっくりとした回転状態ですが、共感し、話を聞いた後は「どうしてやろうか!」などを考えているとっても速い状態です。

他方、旦那さんはというと、仕事の打ち合わせを午前中からこなし、「これはこっちのほうがいい」「あれはその条件だとうまくいかないんじゃない?」などの話をこれでもか!としてきています。

つまりは「その問題を解く最適解を探している状態」で、共感力はとりあえず置いておいて、問題解決に目を向け続けています。
当然、頭の回転はとっても速い状態です。幸か不幸か、その人がやり手であるほどです。

さて、察しのいい人はこの後この二人が相まみえるとどうなるかはわかると思います。

つまり、二人ともウォーミングアップを済ませたボクサーのような状態です。
お互い頭の回転は速い状態。しかも方向性が全く違う状態で、今か今かと試合を待っています。

しかもお互いウォーミングアップを済ませていたことには、気付けないんです。

「それ以前の気持ちを継続したがる」のは、私達の習性ともいえるところです。
奥さんも旦那さんも「あるある!」「わかるわぁ!」となるのは、どちらもそれなりの事情があるためです。
どっちが悪いという事ではないのをお分かりいただけたかと思うので、ここから、これらの問題を解決していこうと思います。

頭の回転を操作せよ!


私達に共通している「頭の回転」について見ていけば、その解決方法は以外にもあっさり見つかります。
自分自身の頭をフルに使って、目の前の問題について考えているときのことを思い出してみてください。
なんだか周りに気を配る事が出来にくくなっていませんか?

つまり
私達は、頭の回転が速い時誰かへの共感能力が非常に低くなるんです。
頭をフル稼働した状態でしばらくいると、それ以外にいまいち目がいかなくなります。

しかし、こういった意見もあると思います。
「いやいや!奥さんの方は誰かのために気持ち向いてるじゃん!共感出来てるじゃん!」と。

確かに、奥さんは〇〇さんの奥さんに共感しています。しかし、これは「頭の回転数を上げる前」の話です。

共感した結果、「許せん!」という気持ちになって頭の中では様々な事を考えています。正直誰かのためにと思える、めちゃくちゃいい人です。

ですが、こういった共感から頭を速く回転させた場合、時折こんな事も起きます。
奥さん「そんなの許せない!絶対もう一回ちゃんと言った方がいいよ!私も一緒に行ってあげようか!?」
〇〇さんの奥さん「え!?いいよぉ。それは悪いし、自分で何とかするから。ありがとうね。」
奥さん「大丈夫!遠慮しないでいいから!」

それまで共感によって、相手を思いやることが出来ていましたが、頭の回転数を上げた結果、その共感力は落ちてしまっています。

これらの原因の主たる部分は「頭の回転数を上げすぎた」ことです。

原因が分かればあとは練習するだけです。
「今、頭のエンジンの回転数が上がっているから、少し落とそう。相手の事を思うならなおさらだ。」
ふと気づいたときでもいいので、やってみると良いかもしれません。

てきぱき仕事をこなせる人ってやっぱり頭の回転が速いんです。何度もそうしなければならない状況を乗り越えた結果だと思います。正直な話、仕事の時は共感が過ぎると、答えにたどり着けない時ってあるじゃないですか。だから結果だけ見れば、「仕事をてきぱきする人って結構ドライ」なのかなって思います。

「頭の回転って怒りや焦りに近いものなの?」と思った方は少し違います。
最初の夫は全然怒ってないし、焦ってもいないんです。

ただ、回転数が早い、もしくは下がり切っていない状態で帰宅、かつ「問題解決をしなきゃ」という気持ちを引きずっているだけです。
結果、夫は共感は出来ずに、答えを出そうとしています。話を聞けばいいだけなのにです。
そして妻も許せん!と思ったこの気持ちを共感してもらいたいと思う反面、夫がどうしてそう考えたのかには共感できなくなっています。

こうやって考えていくと、世の中のすれ違いって案外、小さなほころびから始まっているのかもしれませんね。

2023年10月:追記

ここでお話しした「頭の回転の話」は、「私達の予測がそうさせていた」かもしれません。下のリンクは、この話の根幹に纏わる話です。

今日のあなたの一日が「脳の継続グセ」と「頭の回転」を知る一日であることを願って。
読んでいただきありがとうございます!!

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