脳には身体の地図がある

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雑学

こんにちは!幸せマンです。
今回は、脳には私達の身体に対応する地図があるという話をご紹介します。身体の感覚が鋭い場所などは脳ではどうなっているのか?また、子供がよく転ぶはなぜか?が今回の記事です。雑学的な内容になっています。

では、早速いきましょう!

私達の脳には身体の地図がある


私達の脳内には、それぞれ身体の感覚の地図を持っています。身体の感覚にそれぞれ対応した脳内の分布図みたいなものがあるんです。

特に、人の身体は「手の指」「舌」「唇」の感覚がかなり鋭くなっています。これは実際に脳内の地図も広い範囲で使われているため「今触れているものが何か?」というものがかなり明確に伝わってきます。

例えば、
アサリを食べた時に、味わっているそのアサリに、砂が含まれていたとき、私達は「うぇ…!」っとすぐさま気付き、吐き出したくなります。
または、梅干を食べた時に、見事に種と果肉を選り分け、種だけをペッと吐き出す事ができるのは、脳の地図が広く、感覚が鋭いおかげです。

反対に、「ヒジ」「肩」「背中」などは触られているのは分かるけど、何で触られたかは分かりにくく、指や舌に比べるとかなり鈍感です。
こちらもまた、実際に脳の地図ではかなり小さい範囲で分布しています。

例えば
満員電車で、「なんだか背中に触れてくる人がいる」と思って振り返ってみると、傘だった。
なんて事が起きます。

なにがどのように触れているか?は神経の数じゃない


私達は、なんとなく神経の数が多いと、なにかと敏感に察知できて、「なににどのように触れているか?」も分かると考えがちです。
ですが、神経の数が多いほど敏感である事は間違いないんですが、「なにによって、どう触れられているか?」は脳の地図が大きい場所の方がより正確に捉える事ができます。
つまり、
「それが何か?」は脳の地図の大きさ。
「触られている感覚が鋭い」のは神経の数
なんです。

とはいっても、例えば指先の神経が無ければ、そもそも触られている感覚も無いものなので、それが何かも分からないんです。

これは、
触った、触られた→脳に信号を送る→脳の地図が反応→それが何か?
という神経伝達の仕組みが大きく関わっています。

神経と脳の地図のどちらもあるから「それが何か?」を判断できます。

子供はどうしてよく転ぶのか?


幼い頃、よく転びましたね。あの時数え切れないほど転んだのはどうしてなんでしょうか?
結論から言うと、これも脳の地図が大きく関わっています。

私達は幼い頃から少しずつ「自分の身体がどこまであるのか?」を学んでいって、大人になります。活発に動く事で自分の姿形を脳が学習していってるんです。
今ある形に順応するようにかなりの速度で脳が学習してくれます。

しかし、脳が学習しても尚、私達はよく転びました。
脳の地図が学習を終え、ようやく完成したと思いきや、私達の身体は以前より大きくなっています。
学習したはずの身体の位置が少しずつ長く、大きくなっています。
学んでここまでだったはずの身体が思ったより長くなっているため、再び私達は転んでしまいます。

つまりは、身体が大きくなるのが先で、脳が地図を更新するのが後のため、あんなに転んだんです。

よく転ぶのは、成長の証でもあります。お子さんの成長はそんなところにも出ているんです

大人になっても脳の地図は更新されている


子供の話で説明しましたが、脳の地図は大人であっても、常に更新されています。

例えば
歯の治療をした時に、削って詰め物をして、形が変わった際には、最初は違和感を覚えますが、数日から数週間のうちに違和感を感じなくなり、意識する事も無くなっていきますよね。

銀歯も仮歯も身体の一部になったように感じるのは、脳の地図が更新されているからです。
それだけじゃなくて、服を着ても、靴を履いても違和感がないのも脳の変化のおかげです。

脳の地図は変幻自在


更に、私達の脳の地図は変幻自在です。当たり前になりすぎて気付いていませんが、自分の身体も飛び越えていきます。
箸やフォークをまるで自分の身体の一部のように使う事ができるのも脳の地図のおかげです。
車の運転に慣れると「このままいったらぶつかるな」だとか「どこがぶつかりそうか?」を瞬時に判断出来る様になるなど、、
日常で当たり前のように物を扱う事ができるのは、脳の学習があってこそなんです。

私達の脳は、始めは出来なかった事も何度もその機会に触れることによって、上達するように出来ています。
これは、物に限った話ではなくて、運動も、考え方もなんです。
何度も訓練する事で慣れていき、次第に意識せずとも感覚的に出来る様になる。
この学習の仕組みが私達の脳には備わっているんです。

脳が意識しなくてもいいように順応してくれているため、気付かない内に楽をさせてくれているんです。
もし、この順応が起きなかったら、目の前のペンを使って文字を書くだけでも、嫌と言うほど意識しなくてはならないものになります。

脳は凄いんです。

今日のあなたの一日が脳の地図を知る一日であることを願って。
読んでいただきありがとうございます!!

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