今回は、睡眠不足は太りやすいという事についての内容をご紹介していきます。様々なところで睡眠は大切だ、といいますがその1つにダイエットとの関係があるようなのです。いくつかの研究を見ても、睡眠が足りない人は太りやすい傾向がある事が示されています。今回は、どうして太るのか?となぜ睡眠不足が太りやすくなるのか?についてをメインで取り上げていきます。
では、早速いきましょう!
睡眠は大切
皆さんはどのくらい寝ているでしょうか?
私達人間の大体7割程度は7時間~7時間半くらいの睡眠を必要とする「ミドルスリーパー」さんです。
そんな中でもそれより短い時間の睡眠で大丈夫な人「ショートスリーパー」さんや
もっと長く寝ることを必要とする人「ロングスリーパー」さんがいたりもしますが、
やっぱり大体の人は7時間くらいは寝た方が良いとされています。
個人差はありますが、人間は生き物の中でもかなり「長く寝る事が必要な動物」なんです。
本来は7時間睡眠が必要な人が
例えば、毎日6時間睡眠で生活していると、自分では気付いてはいないですが、実は結構頭が回らなくなっている事も多いんです。
なんだか最近頭が回らないし、今日は何にもやりたくない。なんて事があるようでしたら、最近の睡眠時間が関係している可能性は大いにあります。
私達本来の能力とそもそも健康の維持の為にも、睡眠は大切にした方がメリットが大きいです。
さて、先ずは睡眠について、では無く
そもそも私達はどういった理由で太ったり、痩せたりするのか?について少しだけ見ていこうと思います。
太る、痩せるのはなぜ?
私達はよく「今日は食べすぎたから間違いなく太ったな。」なんていったりしますが、具体的にはどうして食べ過ぎると太るんでしょう?
こんな疑問にお答えするために、今回は「エネルギー」の観点から見てみます。
私達はエネルギーを消費しながら生きています。
運動はもちろんの事、呼吸、心臓の鼓動や排泄に至るまで、全ての行動は取り込んだエネルギーを消費して行っています。
沢山のエネルギーを消費する活動をしながら生きている私達は、
反面、そのエネルギーの補給に関しては、たった一つの方法でその消費エネルギーを補っています。
それが「食べる」という事です。
私達は「食べる」という唯一の方法で必要なエネルギーを補いながら暮らしています。日常的な生活において、食べる以外にエネルギーを取り込むことが出来ません。
つまりは、今この瞬間から次にご飯を食べたり、飲み物を飲んだりするまでは
体重は絶対に増えません。
ダイエットに食事制限が付き物なのは、食べる事が体重の増加に関わっているのが理由です。
ですので、ダイエットによる減量を言葉にすると
「消費エネルギーを上回る量のご飯を食べれば太り、消費エネルギーを下回る量のご飯を食べれば痩せる。」という事になります。
ちなみに、体重が増えれば増えるほどに、活動に要するエネルギー量は増えます。
例えば
単純に2kgのダンベルを運ぶのと、5kgのダンベルを運ぶのは、
5kgのダンベルの方が疲れます。体重が重い人はそれだけ沢山の重しを運んでいる事になるので、そのエネルギー消費は増えるんです。
さて、今回はそんな「太る事と痩せる事」が睡眠とどういう関係があるのかについて、触れていきたいと思います。
睡眠不足は太りやすい
結論から言うと、「睡眠不足は太りやすい。」という事が分かっています。
私達の睡眠中のエネルギー消費は低下します。
よくよく考えてみると、日中忙しく働いていて身体を動かしている時と比べたら、寝ている時はほとんど動かないので、エネルギー消費は確かに低下しそうですよね。
これだけみると「寝れば寝るほどにエネルギー消費が少なくなって太りそう。」と感じてしまうかもしれませんが、いくつかの研究では、実は逆の効果がある事が示されています。
その研究のひとつを簡単にご紹介します。
日頃から平均7~8時間の健康的な睡眠をしている人達に
5日間だけ平均5時間の睡眠を取ってもらいました。
つまりは5日間だけ実験に付き合ってもらい、短眠生活をお願いしたんです。
その結果、わずか5日間でも平均して0.8kgの体重の増加が見られました。
先ほどの話の通り、私達は「食べる」事によってのみ太る事ができます。
ということは、睡眠時間を削って頂いた結果、いつもより多く食べてしまったという事が起きたようなんです。
なんでこんな事が起きるのかというと、私達は睡眠時間が不十分な場合には、頭が回らないだけでなく、「自制心」が弱くなるんです。
いつもは「やめておこう!」と思うような瞬間も、よく寝ていないと自制が効かなくなってしまうんです。
2~3時間長い時間活動してエネルギー消費をしていたにもかかわらず、そのエネルギー消費を上回るほどに、「食べて」しまったんです。
私達は、ダイエットをする時に目の前の食事を頑張って我慢しようと、そちらばかりに目が行きますが、私達自身の睡眠時間にも目を向けてみると、もしかしたらハッとするかもしれません。
実際に、太っている人は睡眠時間がより短い傾向があることも分かっています。
自制が効かないのは意思の強さの問題ではなくて、睡眠時間を削って自制が効かない状態を自ら作っているのかもしれません。
私達は自身の体重ばかりを気にしてしまうことがあります。
しかし、体重は1つの「目に見える指標」でしかありません。私達本来の目的は、体重を落とす事ではなくて、「見た目を良くしたいという思い」と「健康を維持したいという思い」を成し遂げることですよね。
見た目と健康の両立を実現するのは、「運動」と「睡眠」なんだと強く感じています。
私達が理想とする体型を手にしている人達は、「比較的体重は重め」です。
というのも、そういった方々は結構筋肉質です。そして筋肉は脂肪より重いんです。
さらには、筋肉は脂肪よりも幅を取りません。その結果、体重自体は重いもののその見た目は健康的な上、痩せて見えます。
よく「筋肉が付くと腕が太くなる、脚が太くなる」といったりしますが、正直実際に太くなるほどに筋力をつけるのは、アスリート並みの努力を必要とするので、そんな事は起きません。これは男性であっても難しいものです。女性であれば、言わずもがなです。
私自身が週二回の筋トレと毎日のなんちゃってヨガをしていますが、見る見る筋肉質になるかといわれたら、全然そんな事ないです。個人的にはもう少し筋肉をつけたいので懸命にやっていますが、かなりゆっくりとした変化です。
また万が一マッチョになってしまったとしても、筋肉を衰えさせるのは非常に簡単です。筋トレをやめればあっという間に元に戻ります。
私達が人と会うときに体重計に乗る機会はありません。ですので、体重よりも鏡に映った自分がどうか?で見てみると良いかもしれません。
今日のあなたの一日が「体重と睡眠」について知る一日である事を願って。
読んでいただきありがとうございます!!