ストレスは何のためにあるのか?

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人間関係

こんにちは!幸せマンです。
今回は、ストレスの正体を炙り出していく内容をご紹介します。「ストレス」と聞くと悪いイメージを持っていらっしゃる方がほとんどだとは思いますが、実はそのストレスが「悪いストレス化」しているために私達の負担になっている事が考えられます。今日はそんな「悪いストレス化」の話をご紹介していきたいと思います。

では、早速いきましょう!

ストレス


ストレスと聞くと、私達はなんだか「嫌な印象」を受けてしまいますよね。
確かに、慢性的に続くストレスは、脳の神経細胞に悪さをしてしまいます。
実際にストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」が分泌し、これが「長い時間分泌される」事により
海馬を萎縮させる要因になっている事が近年分かってきています。

こういった目に見えないもの以外にも、私達の実感として
気分が上がらない
体調が悪い
イライラする

などの心身に影響するのは感じるところだと思います。私自身もかつてはこのストレスを長い時間抱えていた事で、左目が痙攣し、手足は震え、身体は毎日重く、心が休まる時間はありませんでした。

自分が何者かさえ分からない日々の中、私自身がストレスを長い時間に渡り、抱き続けていました。

こわいし辛いし苦しいストレス。私自身の中でもストレスというものは、やっぱり「嫌な印象」しかないものでした。

ですがその仕組みを知ってみると「実はストレスは嫌なところばかりでは無い」という事が見えてきます。
ですので、先ずはストレスをもっと深く見ていき、その「仕組み」を皆さんに知っていただけたらと思っています。

ストレスが存在する意味


ここでふと疑問に思うことが出てきます。
それが
「どうして心身に悪影響をきたすような【ストレス】なんてあるんだろう?」
という事です。

そもそもストレスなんてものが無ければ、心身への悪影響もないし、毎日健やかに過ごせそうな気がします。無い方がずっと良いような感じがしますよね。

ところが人間だけでは無く、どの生物にもストレスを感じる仕組みが組み込まれているのはなぜなんでしょう?
異常発生的な腫瘍や他の病のような「突発的なもの」とは違って、「平常的なもの」として組み込まれています。
とすれば、それをストレスと感じることによる「仕組み上の何かしらの目的」があるはずです。

もったいぶってもしょうがないので答えを言ってしまうと、ストレスは、
脳からの「何かがおかしい。何かが起きている。」というお知らせです。

ストレスは本来私達を助けるために組み込まれた、仕組みの1つなんです。時にそれが行き過ぎてしまい、私達を傷つけてしまうことがありますが、本来は記憶の向上や行動の活発化、危機回避など私達の機能向上と生存維持のためにあるんです。

「ストレスは気持ちが悪いでしょう?だから、この状態は【解消】した方が良いですよ。」というお知らせを私達に送っています。
そして、その際はその解消の為に脳機能が向上します。

私達人間は頭が良いがために、社会的なルールを破るくらいなら、周りの人間を傷つけるくらいならと、その知らせを「解消」の為にでは無く、「我慢」の為に使用してしまいます。頭が良いがために自分で自分を傷つけるような事を考えたりもしてしまいます。

そうなってくると、脳はあなたを守るために更に必死になります。
「これだけ気持ちが悪い状態なのに、私さんは気付いていないようだ。とにかくこの異常事態を知らせないといけないからこの信号は送り続けなきゃ!」
といった感じになってしまいます。
この状態になってしまうと、大きなストレスによって、今度は反対に脳機能が極端に低下します。この時の脳はいっぱいいっぱいなんです。
私達は外側からの影響を我慢し続け、内側では自分で苦しむ思いを抱えつつ、更にはそれに反応する脳が苦しい信号が送り続ける、「三重苦」のような状態が作られていきます。

ストレスから始まったであろう負の連鎖が、こうして起きていきます。

しかし、忘れてはなりません。
脳がそういった「異常事態」をお知らせする目的は、
私達に我慢をしてもらうことでは無く、その異常を「解消」してもらうことです。

つまり私達の身体でストレスが発せられるのは「解消してください」というお知らせなんです。

ストレスを溜めない


ストレスを受ける事を問題だと感じている人は沢山いらっしゃると思いますが、本当に問題になってしまうのは、そのストレスを解消しない事です。

ストレスを感じ取れる事は重要な事です。それ自体は「異常に気付くことが出来る能力」なんですから。
問題はそのストレスを抱え込み、長い時間蓄積してしまう事です。

つまりは蓄積するような「我慢」をするのでは無く、その都度「解消」していけば、長い時間抱える事も蓄積してしまう事も無くなっていきます。

私達はおおよそ2週間程度なら、そのストレスになんとか耐える事ができますが、それ以上になると、心と身体に異常をきたし始めます。私自身が目の痙攣が起きはじめたのは、仕事に対する強いストレスを感じてちょうど1年くらいたった時です。身体のダルさはもっと早くに自覚していましたが、どのくらいだったのかはあんまり覚えていません。

それもこれも溜め込むばかりで解消してやらなかったがためです。

私達は私達自身の手で、その状態を解消してやる必要があるんです。
きっと気持ちの優しいあなたは社会に順応しつつ、誰かを傷つけることもきっと許せないでしょう。
だから怒りを発散する事無く、涙を流す事も無く、ただただ我慢をしているはずです。

そしてもう助かる道は残っていないと感じているかもしれません。

しかし、まだ道は残っています。
決して簡単な道ではなかったですが、私はその道を選びました。
「社会に順応しつつ、誰も傷つけることなく、それでいて我慢もしない。」
こんなワガママな解消法が、ちゃんとあります。

残念ながら、たった一つで全て解消できる方法というものは現在でもありません。人間の思考や感情はとても複雑だからなのだと思っています。
しかし、共通点はあるんです。私達は自分の考えを最終的な判断とする際に、ほぼ全ての場合で「前頭葉」を使います。
個人的には、世に言う「思考法」「考え方」「捉え方」などは、「前頭葉の使い方」を教えてくださっているものだと感じています。

ストレスは短い時間であれば、私達の感覚とは違い、本来は機能向上の為にあります。難しい問題をなんとかやり遂げた際は、誰であっても気持ちよく感じます。

現実として問題はどうしてもあらぬ所からやってきます。
だとすれば、致し方ないその問題を我慢することなく、解消するためにも、その方法はいくつか持って置く事が大切であると強く感じています。

どれだけ強いストレスにさらされても、即座に対応さえ出来てしまえばそれは「悪いストレス化」を起こさないんです。

今回の記事で、世に言う「思考法」が「前頭葉の使い方」であるならば、前頭葉の機能の具体的な内容をご紹介する事によって、皆さんにも何か良いきっかけになるじゃないか?と思っていましたが、少し長くなってしまいましたので、次回の記事でどなたでも理解できるような内容に落とし込もうと考えております。

次回の記事へのリンクを一応貼っておきます。

今日のあなたの一日が「ストレス」を理解する一日である事を願って。
読んでいただきありがとうございます!!

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