人間関係が辛くなくなる考え方~課題の分離~

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人間関係

今回は人付き合いが苦手な方が、もっと楽に、素直になれるような内容にしました。
私達はもっと素直になって良い、そんな話です。

結論から言うと、アドラー心理学の「課題の分離」を知るとあなたはもっと素直になれて、周りにも素直で素敵な人が集まるようになります。

では、早速いきましょう!

人間関係が苦しいのはどうして?


人間関係において苦しんでいる人は、他人の意見に合わせようとしてしまっている人が多いです。

「そうなんです…」と思ったあなたは優しい人なのでしょう。そんなあなたに、アドラー心理学の「課題の分離」についてご紹介します。

「課題の分離」を理解すると
・人間関係が楽になる
・自分の意見をしっかり持てるようになる
・他人から何かを言われた時に動じにくくなる
・本当に信頼する人と繋がる事ができる

などが、より明確になります。

他人に意見を合わせてしまうのはどうして?


では、どうして私達は、「本当は自分の意見を持ちたい」と願いながら、他人の意見に合わせてしまうのでしょうか?

おそらく
「あの人から嫌われたらどうしよう」
「本当はこう思っているけどいえない…」

このように考えてしまっていると思います。

これは「他人に批判されるのが怖い」という気持ちからきている事がとても多いです。確かに、批判は怖いと思ってしまいますね。しかし、全ての人に合わせようとすると、いつかは思ってもない嘘をつかなければいけなくなります。

あなたがどんなに他人に意見を合わせても、少なからず

「自分の意見が無いのか」であったり

「ゴマ擦りばかりしている」であったりと


批判を受けてしまいます。これはよくある話だと思います。

じゃあ、逆に周りを気にせず自己中心的に自分の意見を押し通せばいいのか、というとこれも違います。
自分の意見を持ちつつも、自己中心的にならず他人を思いやる。これが「課題の分離」です。

前置きが長くなってすいません。ここからが【課題の分離】の話です。

【課題の分離】とは


課題の分離とは、

あなたの課題と他人の課題を分けて考え、他人の課題には足を踏み入れないし、あなたの課題にも踏み込ませない。
これだけです。

あなたが最終的な責任を負う問題が「あなたの課題」です
あなたが最終的な責任を負わなくていい問題が「他人の課題」です

他人の課題に足を踏み入れる、もしくはあなたの課題に足を踏み入れさせるから、あなたは人間関係で悩んでしまいます。

アドラーは誰かを変えたいと思う事こそが自己中心的な介入行為だとしています。

私たちが望んで変えることができるのは自分自身のみなんです。

あなたの決断によってあなたがどう思われるかは、全くコントロールできない事です。あなたが「これで良い」と判断した事に従ってください。自分を変える事ができるのは自分だけです。あなたがあなたの人生を歩んでいないのであれば、誰もあなたの人生を歩んではくれないんです
まずは、自分を大切にし、信じてください。
私達は誰かの期待を満たすために生きなくていいんです。
あなたが自由に生きることが、結果として皆も自由にします。心が晴れやかになった際の「自由」は、誰かに悪意や敵意を向ける事すら難しくなっていきます。ニコニコ生きている状態が、私達を最も自由にしてくれると、私は思います。

「見放す」のではなく「見守る」


これは、誰かを「見放す」ということを薦めているわけではありません。
私達に出来る事は「見守る」事です。困ったときにいつでも援助出来る様に準備するです。

あなたの「これでいい!」と思った悪意や敵意の無い決断や行動に対し、誰かが怒ったとしたのなら、それは「他人の課題」です。怒るという行為を見直すのはあなたではなく、その人です。

どんな行動をしても批判されるのであれば、意見を合わせて他人の人生を歩むのではなく、自分の意見を持って自分の人生を歩んだ方が、人はより幸せを感じる事ができます。

素直さの先に待つもの


そうしてあなたの課題に目を向け、自分の意見を持つ事で、あなたは次第に自分の気持ちに「素直」になっていきます。
その「素直さ」はあなたの信頼になり、周りには少しずつ「素直」な人たちが集まり始めます。また、今までは本心で語らなかった誰かも、あなたの「素直」さに共感し、変わっていく事すらあるでしょう。
あなたが「素直」になると周りも「素直」になっていく。


そうしてできた「素直」な人の集まりは、相手の意見も聞き入れる事ができ、自分の意見も持っています。
絶対、当たり前、当然といった決め付けのような言葉を使わず、
「そういう意見もあるよね」
「へえ!○○ってそんなに面白いんだ!」
「いつもありがとうね!」
などの
他人を尊敬し、感謝し、信頼している言葉が溢れる人たちでいっぱいになります。
他愛のない話をしては、ただただ「楽しい」と感じる事ができます。

私達は精神的不安が無くなるほどに、ただの日常が楽しいものに様変わりします。私はこの「ただの日常を楽しく過ごせている」ことが、最も心の自由を獲得した状態だと、強く思います。

つまらない、くだらない、と思っていた日常がただただ楽しいと感じられたのなら、それはおそらく心が自由になったのでしょう。

「他人は他人だ!私には関係ない!」ではなくて
嘘をつくことも、見栄を張ることも無いあなたの「素直さ」に、
少しずつ周りは居心地の良さを感じ、
皆が「素直」になって、皆で幸せになるのが「課題の分離」です。

あなたの幸せが、皆の幸せになるのがアドラー心理学です。

こんな言葉があるのをご存知ですか?

「あなたの心の正しいと思うことをしなさい。

いずれにせよ批判されるのだから」

エレノア・ルーズベルト

これはルーズベルト大統領夫人がおっしゃった言葉ですが、「課題の分離」の核心をついた、私が今も大切にしているお言葉です。


あなたはあなたの課題に向き合い、他人の課題は他人に任せる

自己中心的な生き方ではなく、素直な生き方を目指すのが「課題の分離」です。
この話を受け入れられた、どこかにいらっしゃるあなたなら必ず出来ます。なぜならあなたは他人の意見に耳を傾けることのできる、優しい人なのだから。

今日もあなたの幸せで「素直な」1日を願って。
読んでいただきありがとうございます!

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