今回は悪い感情と良い感情のどちらも私達は持っていて、それを味方にするような内容となっております。私達が素直に生きるため、もっと気楽になれるような内容にしてあります。
では、早速いきましょう!
全ての人が持っている「悪い感情」と「良い感情」
脳の仕組みから見ても心理学から見ても、悪い感情と良い感情は、相反するような感情であり、誰もが抱くものです。
実際、自分でもハッ!とするような悪い感情が浮かぶ事ありますよね。
「ああ、面倒くさいな」
「イライラする」
「その時なんであんな事をしたんだろう」
「なんとなく不安がよぎってモヤモヤする」
この感情が浮かぶ事はごくごく普通にあることなんです。私達の性格だからとか、そんな理由じゃありません。
自分にとって好ましくない悪い感情が沢山浮かんでくるのは
あまりに悪い感情が強くなりすぎて、自分自身の良い感情に気付けていない場合が殆ど全てと言って良いくらいです。
今回は私自身の感情への捉え方を変えた脳の話をしていきます。
それは私達から導き出された「思考の1つ」
感情は、脳が導き出した「思考」の1つなんです。浮かんでくる考えや感情は、社会的に見てそれが善か悪か?なんて、私達の脳には分からないんです。
不安や恐怖、イライラや怒り、嬉しい、楽しい、などは私達の経験から脳が必死になって考えだした私達の為の「脳からの提出された思考」なんです。なぜ提出されるのかというと、何より大切な「私達を助けるため」です。
その思考は私達の味方
パッと浮かんでくる思考が「悩み」だった場合、どうにも受け入れがたいので否定してしまいます。
しかし、ここで否定してしまうと、私たちの頭の中では喧嘩が起きてしまうんです。
「悩み」は、その悩みに反発するから大きくなっていくんです。
良い感情も悪い感情もその他の感情も「思考」の1つです。その思考を「ああ、私の心はこう考えていたんだ」と認識できれば、反発や反抗をやめ、私達と仲良くしてくれます。
どの感情も本来私達の味方なんです。
そして、反発していたのは、心ではなく、実は私達の意思の方だったと気付くはずです。受け入れてあげれば、次第に喧嘩は収まるものです。
もし、ご自身で気付いてあげられたのなら
「今まで放っておいてごめんね。分かってあげなくてごめんね」とご自身の心を理解してあげてください。心はずっと待っていてくれています。
私達が幸せを感じるのを
私達自身が拒んでしまっていたんです。
しかし、これは一概に私達が悪いというわけではありません。例えば、今までの経験や大きな後悔などによって、次第に考え方に偏りが生じてきて、悪い事ばかりが頭に浮かんでしまう事も起きてしまうような情報に溢れた社会なってしまっているとも感じています。
私自身も、苦しみ、悩み、怒りに囚われて長い間生きてきました。
「こんな感情を抱くなんて!」と猛反発を繰り返してきました。しかし受け入れることで次第に反発は収まりました。
ただ、私達は忘れてしまっていただけなんです。様々な辛い経験や暗い情報にあふれる社会などによって本来優しさを持っていたことを忘れていただけなんです。
学校でも、社会でも、賞罰制度が当たり前となり、生きる術や心の土台作りを教えてくれる環境は何処にもありませんでしたよね。
良く出来た人を褒め称え、悪い行いをする人には罰を。
本当は優しく生きたかっただけなのに、人々に蔑まれ、妬まれ、気持ちは悪循環する。
良く出来る人間は確かに成績が良いかもしれませんが、「今は」、優劣に囚われ、優しさが無くなってしまっている人もいると思います。
もしくは、今は悪行を繰り返してしまっている人も、本来は「認められたかった、ただ私として生きたかった」、「ただほんの少し、助けて欲しかった」だけかもしれません。
本当に必要なのは、良く出来た人にも、悪行を繰り返す人にも、心の土台作りをする環境なのだと強く感じています。
しかし現状は、待つばかりでは変わっていきません。私達が選び取り、学ぶしかないんです。私達が変わるほか無いんです。
私達は「今から」知る事ができます。むしろ「今から」しか無いんです。
自分の感情を受け入れさえすれば、「今、こう考えてたんだ!」と分かりさえすれば、次第に反発は収まり、楽しさや嬉しさで心が満たされます。
知らなかったのなら、「今から」知ってしまえばいいんです。
私がこうして繰り返し「自らを受け入れる」事を訴え続けるのは、私達にとって、とても大切な事だからです。
どんなに辛い過去があったとしても、幸せになる為に勇気を持って踏み出す。
踏み出せたのなら少しでも幸せを感じるまで歩みを止めてはなりません。最初の数歩は、誰にとっても辛いイバラ道です。しかし、進めば進むほどイバラは減っていき、何でも無い日常に幸せを感じるものなんです。
私達はその大切なものを持っていたんです。心の奥底に隠してしまっていたから見えなくなってしまっただけなんです。
もし、あなたが「よし!やろう!」と決意し行動し始めたのなら、こんなに嬉しく、こんなにすばらしい事はありません。
ただただ、あなたと、あなたの心を認め、褒めてあげてください。
今日があなたの悪い感情と良い感情を受け入れる1日である事を願って。
読んでいただきありがとうございます!