刺激と抱擁。拙いアフォリズム。~過去の私の、迷いと決心の記録~
今回は「断章形式」のアフォリズムな回です。 曲がりなりにも沢山の考え方に出会ってきました。そしてその中のいくらかをブログに書いている、といった次第なんですが、 やっぱり様々な考え方に真っ向勝負を仕掛けていくと、どうしても「混乱Read More...
もうひとつのソシュール論【破】&【急】 そもそもことばとは何か?~『ソシュールの思想』と「原資料」~
ソシュール論には大きく分けて二つあります。ひとつは一般的な理解である『一般言語学講義』によるソシュール論。そしてもうひとつは数十年後に見つかった「ソシュール手稿」による、「本意」としてのソシュール論。今回は、この二つを見比べながらも、少しずつ露わになる彼の「本意」に迫っていきます。
『一般言語学講義』要約 ソシュール論【序】 そもそも言語とは何か?~『一般言語学講義』~
私達は、言語というものにあまりにも身近に触れすぎているために、「そもそも言語とはなにか?」については、あまり知らないかもしれません。私達は生まれた時から、言葉に囲まれ、言葉によって育ち、言葉を通してモノを考え、言葉を介して会話をします。言の葉から言語を獲得する私達。言語の作用を知ってみるのはどうでしょう?
モノゴトをモノ中心ではなく、コト中心で見てみる。~事物の事象的考察及び転回のこころみ~
モノから世界を見渡すのではなく、むしろコトから世界を見渡す。コトがモノを成立させ得るのなら、コトから始めてみる。一見珍妙な試みが、ひょっとすると誰かにとっての楽しい日々を生むかもしれないな。なんて考えながら、気ままにブログを更新してみました。
人間は想定が先立つようなので、その想定を見直してみる
「人間は想定が先立つようなので、その想定を見直してみる」 と題しまして、脳の話と悩みを解消するような関連の話をしていこうと思います。個人個人によって、 世界の見え方はびっくりするほど違うものです。そして、ものの見方や考え方が変われば、日常ですらも見え方がガラリと変わって感じます。 同じ事柄に出会った時、人それぞれどうしてこうも違って感じるのか?
語りえぬものについては、沈黙しなければならない~ウィトゲンシュタイン 『論理哲学論考』要約②~
前回に引き続き 「論理哲学論考」(略して『論考』)の続きとなります。 一応、冒頭では前回のおさらいをサラッとします。 今回は 天才哲学者ウィトゲンシュタインさんの「論考」を結論まで一気に駆け上がり 、 そしてその頂点から「論考という険しい山全体」を見ます。
世界は成立していることがらの総体である~ウィトゲンシュタイン 『論理哲学論考』要約①~
現代哲学者ウィトゲンシュタインさんの「論理哲学論考」 についてです。難解で知られる「論考」を簡単にして解説する、という無茶と暴挙をやってみました。
お金は対象をモノ化する~市場の拡大による「見えざる損失」~
「お金は対象をモノ化する」と題しまして、大抵のモノが買えるこんな時代だからこそ、一考したいことについて考えていきます。理論や実例を簡単な形で盛り込んで、 「現代社会において拡大しつつあるもの」と「再確認したいもの」 を見ていこうと思います。
自由って欲望のまま生きる事じゃないよ?~イマヌエル・カントの道徳観~
今回は前回の「自由を手にする、下準備」の続きです。今回は最初にざっくりと前回のおさらいをして、カントさんの「道徳観」に触れていく所存です。 厳しさの中にも「圧倒的な自由」があるカントさんの考えを、ぜひ見てもらえたら って思います。 自由へ至る道は「自己への回帰」なんじゃないか? と思わせてくれます。 私達はただただ、元に戻ればいいのかもしれません。
アドバイス~説得の危うさ~
今回は 「アドバイス」 についての内容をご紹介していきます。アドバイスというものは、とても難しい部類のコミュニケーションだと個人的には思っていますが、今回はそれに至るまでについついやってしまう過ちを取り上げ、そこからじゃあどうしたらいいのさ?という方向に繋げていきたいと思います。 心理学からとある古典まで幅広くご紹介できれば と思っています。