感情的にならずお互いの意見を合わせる方法~ハーバードの交渉術~

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人間関係

今回は意見の違いが生じた場合、感情的にならずその意見を合わせるための方法についてご紹介します。
意見のぶつかり合いをより良い意見交換にする方法について触れる方法として今回は「ハーバード流 交渉術」を基に記事にしています。

では、早速いきましょう!

意見が合わない時


家庭や仕事においても小さな決断や大きな決断に対して、意見をあわせる必要がありますよね。互いが良かれと思う意見が割れてしまう事は、良く起きてしまいます。
どんどん言葉は強くなっていき、次第に喧嘩になってしまう。もしくは、片方がいつも相手の意見に従い、もう片方が意見を押し通す。そしてどちらも良い気持ちでは終われないという事が起きてしまっています。

意見の違いは「ギャップ」が生じている


意見を押し通す側もそうですが、意見に従う側はより嫌な気持ちになるでしょう。良い気持ちで終われないのはお互いの意見の「ギャップ」があるからなんです。そして、このギャップを埋めるという作業が上手く行われないまま終わってしまうために、違和感として残ってしまうんです。

そのギャップをどう埋めるかが今回の話になります。今回ご紹介する内容は「ハーバード流 交渉術」です。これは相手にもこの交渉術を知ってもらった方が良い内容になっています。皆が気持ちよく問題の解決できる。それが「ハーバード流 交渉術」です。

お互いが強気な態度をとった場合


まず、問題について議論するとき、あなたはどんな態度で相手に話しかけますか?
へりくだって、話を聞いてもらうようにしますか?
それとも相手を言い負かすために強気にいきますか?

これは、どちらも好ましくありません。
特にお互いが強気な態度で議論すると次のような事が起きてしまいます

例えば、
夫婦で家を買うか買わないかの話をしていたとします。
家を買いたい妻と家を買いたくない夫、話はこじれ、次第にお互いがヒートアップ。
そして夫からこんな言葉が出てきます
「お前のそういうとこ、直した方がいいよ!!」
そして妻も
「あなただって、こういうところあるじゃない!!」

例え話でもゾッとしますよね・・・。
次第に「問題」に向かっていた話が感情によって相手の「人格」にすり替わっていく事が起きるんです。これを「敵意帰属バイアス」といいます。
こうなってしまうと説得どころの話ではありません。

また「問題」より「感情」の方が相手に伝わりやすい事が科学的にも判明しています。
自分の実際に考えていることより、自分の抱えている怒りや悲しみなどは、確かに伝わりやすいですよね。

意見交換の大切なポイント

意見交換において大切なポイントは
私達が何かの問題について議論するときは、「問題」と「感情」を切り離して考える事が大切です。

「問題解決」の話をするときに「感情」を盛り込まない事。
これを意識する事です。

あくまで「問題」を解決したい!!
という目的がお互いにある事を認識して、お互いが良くしたいと思っているのであれば、意見の交換を「感情」によって、行わないようにする事
を意識するんです。

自分の意見を否定された、と考えるのではなく、自分から出たその案が相手にとっての案と違っただけです。

違いを生めるために案を出し合っているだけです。お互いの人格を否定し合っているわけでは無いんです。
お互いのギャップを埋める作業は、問題のみを意見交換する事で達成されます。そして何より、問題のみに向き合った結果、自分の意見と相手の意見を合わせた「より良い案、より良い意見」が生まれる事が多いんです。

相手が感情的になってしまった場合はどうしたらいいか?


相手が感情的に押し切ろうとした場合には、まず相手の意見を聞いてください。

相手は意見を受け入れられるだけでも、こちらの意見を聞く事が出来る様になる可能性がグッと高くなります。
自分の立場から見ても、話しを最後まで聞いてくれなかったりするのは嫌な気持ちになりますよね。

相手が怒ってしまい話を聞けなくなった場合
相手が怒って話を聞けなくなってしまったら、「一度時間を置く」しかありません。
そうなってしまった場合、いずれにせよ相手は意見の問題点に目を向けられなくなってしまっています。
時間をおきましょう。話を再開する際は、「中立」の立場から意見を聞き、敵ではない事を認識してもらう他に道がないんです。

YOUメッセージとIメッセージ


もう1つ、個人的に良いと思った伝え方をご紹介します。
あなたの意見は○○だ」と言ってしまうと、決め付けのように聞こえてしまいます。
これはYouメッセージといいます。要は「あなたは○○だ」だったり「それは○○だよね」など、相手の意見を断定してしまっているように聞こえる言い方です。

これを
「私は○○だと思ってしまったんですが、どう思いますか?」に変えると相手の意見を聞く姿勢があると思ってもらえ、より円滑なコミュニケーションが図る事が出来ます。
これをIメッセージといいます。「私は~のように思う」「~してもらえると、(私は)とても助かります」など、あくまで私の一意見で、あなたの人格を否定しているわけではない事が伝わりやすくなります。

言葉遣いからも相手を思いやる事ができるんです。やっぱり、大切な人や仕事に関係する人とは仲良くあって欲しいですから。特にこれを読んでくださっている人には、強くそう思っています。

今日のあなたの一日が思いやりのある素敵な時間である事を願って。
読んでいただきありがとうございます!

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