いい気分の時は良いことが起き、悪い気分の時は悪い事が起きるのはなぜ?~気分一致効果~

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感情

今回は、「気分一致効果」についてご紹介していければと思います。良い気分の時には良いことが起きやすく、悪い気分の時には悪い事が起きやすいのはなぜか?については、心理学が教えてくれます。今日は気分の大切さについての内容です。

では、早速いきましょう!

いい気分、悪い気分


いい気分の時はやっぱり気持ちがいいものです。普段はちょっとやりたくない事もなんとなくやってもいいかな!という気持ちになります。
そういう良い気分でいる時は、なぜだか良い事もよく起こる気がします。

反面、嫌な事があったりして落ち込んでしまっている時、普段ならそこまでたいしたことのない何かであっても、面倒に感じたり、それ自体が嫌に感じるものです。
そして、そんな悪い気分の時は、なぜだか嫌な事がよく起こる気がします。

このように、私達の身の回りでは
「良い気分の時に良いことが起き、悪い気分の時に悪い事が起きる」という事が起きています。
今日はそんな「あるある」な日常を紐解いていきます。

気分一致効果とは?


心理学では「気分一致効果」というものがあります。
これは
「いい気分の時、いい事柄に目が行きやすく、悪い気分の時、悪い事柄に目が行きやすい」というものです。

良い事も悪い事も、本来は沢山起きています。ですが私達は、いい気分の時はいい事が多いと感じ、悪い気分の時は悪い事が多いと感じます。

というのも
私達はその時の気分によって、思い出す事もその気分に一致した記憶を思い出しやすいんです。

例えば、友人と旅行に行って楽しい気持ちになっている時は
「そういえば、あの時もこんな場所に行ったよね。あそこも良い所だったなぁ。」
でも、学生時代にみんなでワイワイやっていたときも楽しかったな。あ、そうかコイツといるのが楽しいのか。

のように、楽しかった記憶が次々と思い起こされます。

反面、友人とケンカをしてしまった時は
「ヤツの言っている事がたまに分からなくなる。」
「そういえば、昔もこんな事があったな。ああ、イライラする!」

のように、ちょっとイラっとした記憶を先ほどと同じように思い起こしてしまいます。

まるで楽しかった事がなかったかのように感じてしまうことすらあります。
楽しかった時間が実際にあったにも関わらず、その時の気分次第では、その見え方がガラリと変わります。

だとすれば、日々を健やかに暮らすために大切な事は、「いかに気分を安定させるか?」だと思います。

もっと言えば
「今現在の気分のコントロールが上手くなればなるほどに、嫌な事が少なく感じる」ものです。

気分を良くするのは自分でできた方が日々は楽になり、楽しくもなる


残念ながら、「私達の脳は良い事より、嫌な事に良く反応する」ように出来ています。

なぜこんな「不合理な」仕組みが存在するのかと言うと、これは私達祖先が自然の中で生きていたとき、「身の安全」が最優先だったためです。
少し先の目の前にご飯があって、隣にライオンがいた場合に、「良い事」に夢中になってライオンに気付かなければ、その人は食べられちゃいます。

そしてこんな時その人は考えたはずです。
「ライオンが怖いが、あのご飯は欲しい。だったらどうにかまずはライオンをあの場所から移動させよう。」
こうする事で「不安」を退け、「安心」を手にし、「ご褒美」を得ることが出来ます。

この対応の順序はとっても大切です。
嫌な事への対応が上手くいって始めて私達は「安心」でき、気分は上がっていきます。
「安心」を手に入れる事なく「ご褒美」などの嬉しい事も場合によっては、得ることが出来ますが、
本来は「安心」しているほうが、その「ご褒美」もより嬉しく感じるんです。

これを心の動きで言うのなら
「嫌な事を解決するか気にしなくなるような対処を見出し嫌じゃなくしていき、安心を手に入れ、その心地よさから良い事を目指す。」
これが私はとても大切な事だと強く感じています。

そして「嫌な事を嫌じゃなくする」のは、他の誰でも無く、自分自身でできたほうが
より安定感が増すものと考えています。

自分のために、自分の気分を先ずは「安心」に持っていくんです。

今回は私自身に対して、特に効果があった記事をご紹介して終わりにしたいと思います。

今日のあなたの一日が「自分で気分をよくしていく」一日である事を願って。
読んでいただきありがとうございます!!

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