今回は、幸せとはどういうものなのか?と言う話です。人それぞれなにを幸せに思うかは違うものです。ですが、基本的な幸せの形はある程度決まっています。曖昧でぼんやりした幸せの形を今日は少しだけ見える形にしようと考えています。
幸せとはなんなのか?
では、早速いきましょう!
今、幸せですか?
今、幸せですか?と聞かれたなら、私は間違いなく「幸せです」と答えます。
しかし、幸せな気持ちで一日中満たされているか?というと実はそうでは無いんです。
自分の予期しないようなところから問題はやってきます。そういった問題に対して不安や悩みを抱える事は少なからず起きています。
仕事においては一本の電話からてんやわんや、なんて事はしばしば起きます。
これだけ見ると、全然幸せじゃないように見えますが、私ははっきりと幸せを実感できています。
というのも、私が感じている幸せ。
そして多くの人が感じて、おっしゃっているような幸せは基本的には「ずっと幸せな気持ちで一日を終えること」では無いからです。
幸せの形
幸せを感じるとは、不安や悩みを上手いこと噛み砕き、出来うる限り短い時間でその不安や悩みから立ち直る方法を身につけることが基本だと感じています。
ふと考えた時に不安や悩みがほとんど無く、あったとしてもすぐに解決出来るような生活は、それだけでもなんだか良さそうと感じませんか?
その不安や悩みを出来るだけ短時間で解消する事ができると、苦しくも無く、それでいて特別なんとも無いような「平常心」でいる時間が増えます。
そうなんです。ずっと幸せに満たされているわけでは無く、基本的には平坦な気持ちでいる事が多いんです。
不安や悩みを対処する考え方や習慣を身に付け
「平常心」でいられて初めて
起きた出来事に対し、楽しさを見出していけるんです。
悩みが無い「平常心」でいれたなら、
日々の会話で、ちょっとした言い間違いや意見の違いが楽しくなっていきます。
言い間違いをお互いに笑い合い、意見の違いを楽しめるようになるんです。
ここで負の気持ちが強かった場合、言い間違いは間違いの指摘をしあう指摘点に、意見の違いは否定された気持ちが強くなります。
しかし、負の感情が無い「平常心」の場合では、言い間違いは話の盛り上がるポイントや次の話題に、意見の違いは、けなし合うものから違って良い認め合うものになります。
つまりは悩みが解消されている「平常心」でいる時間が長くし、ほんのちょっと楽しもうとするだけで
日々のちょっとした変化や違いは批判し、指摘しあうものから、楽しむものへと変わっていくんです。
楽しもうとするから日々の違いが楽しいものになる。
何気ない日常の中で、何回か起きる楽しい出来事を感じる。
これが本当の「幸せ」なんだと感じています。
平坦な日常があるから楽しい事が、そして幸せな時間が際立つんです。
そしてこれは不安や悩みがなくなるほどに、
誰でも実現可能な「幸せの形」なんです。
むしろ今、悩みを抱えていらっしゃる人ほど、その悩みからすぐさま復帰出来る方法を見つけさえすれば、
それを乗り越えるたびに喜びを感じ、自信になっていくんです。
悩みの解決は他の記事でいくつか載せてありますが、今回は、悩みを抱えていないとおっしゃる人に必ず共通している事を1つご紹介します。
悩みを抱えていない方は
悩みが無いわけでは無く、その悩みの対処や解決が上手く、そしてとにかく「早い」んです。
その結果、悩んでいる時間は極端に少なく、(悩み続けている人と比べて)悩みが無いんです。
極端な話をすると、1年間悩みを抱えるのと、1日で悩みを解消する人では
その悩みの重みが365分の1になります。
その悩みにかける思いや時間が少なくて済みます。
だから強く見えるし、余裕があるように見えるんです。
ここから少しだけ話を戻します。上で言った「幸せ」にはまだ続きがあるんです。
変化や違いを楽しむようになった先
上で言った、日常の中で楽しさを感じる「幸せ」には続きがあります。日々のちょっとした変化や違いを楽しめるようになると、実はそこで終わりでは無いということです。その先もまたあって、その先こそが、現在私が身を置いているであろう「幸せ」です。
何気ない会話から、変化や違いに楽しめるようになると、当然私も楽しいし、相手も楽しいと感じます。なにを言っても否定しないし、受け止める事のできる関係が成り立ち始めます。
そうなると、私も相手も「何でも受け入れてくれる人」になっていきます。私にとっても、相手にとっても何でも受け入れてくれるので、自ずと会話は更に広がっていきます。
つまりは、自分たちから生まれた幸せが大きくなって、広がっていくんです。
私達自身が、安心や信頼、喜びなどが生まれてくる「幸せの発生源」になるんです。実際私の周りからは、暗い話でさえも最終的にはわりと笑顔で終わる事が多いことを実感しています。
そしてこの幸せは私達の中のみでとどまる事がありません。違う誰かと会話する際も、気持ちに余裕がある分笑顔が増えます。するとその違う誰かもまた笑顔になる事が増えるんです。そうして人から人へ少しずつ広がり、自分達の知らないような人まで笑顔にしている可能性があります。
人から人へと広がっていく際には少しずつその幸せが形を変え、小さくもなっていくと思います。
ですが、同じような幸せを持っている人が増えれば増えるほど、私達以外からも生まれてくるものになり、違う「幸せの発生源」から再び笑顔が広がっていくんです。
幸せとは?
幸せとは、
不安や悩みから立ち直ることの出来る方法を見つけ、
平常心でいる時間を増やし、
日常にちょっとした変化や違いがあった時にとことん楽しむ事です。
ずっと幸せ!ずっとハッピー!はおそらくありえません。というより、科学的に見てもないです。
なぜなら、人間はずっとその状態でいると慣れてしまう生き物だからです。
ずっと幸せが続いたとしたなら、それは慣れによって幸せでは無くなっているし、実際そんな人はいないんです。予期せぬところから問題は舞い込んでくるものですから。
その問題すら解決できた事に喜びを感じ、日常の変化をとことん楽しむ事なんです。日常があるから「幸せ」なんです。
お金も、地位も名誉も幸せには必要ありません。
私達は私達のままで良いんです。
この考え方がいずれは沢山の方に伝わって、皆が当たり前に考える事になったら良いなって思っているんです。
こういった記事を読んでいただいても「この人は、当たり前の事を言っているな」と思われるような世の中になればいいなと感じます。
そうはいっても、世の中は変えようと思って変わるものでは無いんです。
私達は、ただただ、目の前のものに目を配り、目に見える範囲、自分が出来る範囲に気を配っていけばいいんです。
最後に
マザー・テレサさんがおっしゃった言葉を載せておきます。
私の大好きな言葉です。
「世界平和の為に私達はなにをしたらいいですか?」と言う質問に対し、
マザー・テレサさんはこう答えました。
家に帰って、あなたの家族を愛してください。
マザー・テレサ
幸せは気付けば、そこにあるんです。
今日のあなたの一日が「今ここにすでにある幸せ」を手にする1日である事を願って。
読んでいただきありがとうございます!!