ありのままとは?

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生き方

今回は、多くの人が言っている「ありのまま」の自分を受け入れるとはどういうことなのか?をご紹介します。私達の中に生まれている理想とありのままの私達を知るための一歩となる内容となっています。

では、早速いきましょう!

悩みはどこから生まれているか?


悩んでいる時、私達の頭の中では
「こんなはずじゃない」
「こうだったら」
「どうしてこんな事に」

という考えが大きくなっている事が挙げられます。

この気持ちが強まるほど、目の前に壁ができたように感じてしまい
「あの頃は良かった」
「ああすればよかった」
など過去の良かったことや、今はどうする事も出来ない事に対して思いを巡らし、徐々に目の前の壁を大きくし、まるで目の前に道がないような気にさえなります

しかし、私達の目の前にあるその大きな壁のような悩みは「私達自身から生まれたもの」なんです。
だとすれば、私達自身で取り除く事ができるんです。

その悩みは私達自身が作った「心のギャップ」


私達の目の前に立ちはだかるこの壁が私達自身から生まれたものなのであれば、私達自身で取り除く事ができます。少しずつ小さく、やがては無くして(極限まで小さくして)いけるものなんです。
その解決方法が、多くの方がおっしゃっている「ありのまま」だったり「今を生きる」と言う言葉になって世の中に存在してくれています。

ところが、この「ありのまま」「今を生きる」と言う言葉は、あまりに考える範囲が広すぎて「じゃあ、具体的にはどうしたらいいの?」というのがいまいちピンときませんよね。

これをどうにかできないか?自分の場合は具体的になにをどうしたか?と考えた末に、私の中で1つの具体が挙がってきましたので、これをご紹介したいと思います。

結論から言うと、
「理想の私達、理想の事柄」と「実際にそこに存在する私達、もしくは目の前の事柄」が
一致していない、と言うことです。

例えば
今日の仕事に取組んでいる時に、自分の思ったようには進まなかった場合、私達は「ああ、上手くいかなかった」と落胆する事があります。

その「上手くいかなかった仕事」という事柄について考えた時に
「目の前の事柄」と
「本当はもっと捗るはずだったという思い」が
不一致を起こす時、私達は「こうであって欲しいのに、こうでない」ということに、落胆しています。

また、あるいは
私達自身の嫌な部分、例えば「社交的では無い自分」があった時、私達は「上手く話したいけど、言葉が出てこない」と嫌な気持ちになってしまいます。

これは、話そうとしたけど上手くいかなかった、という
「そこに存在する実際の私達」と
「上手く話せる理想の私達」とで
やはり不一致を起こしているから、気持ちが落ち込みます。

こう考えると、実際の自分と理想とされる自分、理想とされる事柄が一致していない事が悩みの原因になっている事が分かります。

だったら、先ずは実際の私や事柄を知る、勇気を持って受け入れる。これが「ありのまま」でいるということだと思います。

ありのままでいること


「実際の私達、もしくは実際の事柄」と「理想の私達」。
この二つが近い距離であるほどに気持ちは楽になり、不一致なほどに生きにくさを感じてしまいます。
ここで注意したいのは、何も期待しないように無味乾燥と生きるのでは無いということです。
期待しないのでは無く、期待を向ける先をあくまで実現可能な範囲に向けるんです。
人間は自身の感情をコントロールできるほどに幸せを感じる生き物です。
自分や誰かに対して、どうにもならない事や現実的に不可能な事に思いを巡らせるほどに、コントロールできない「理想の私達」は自身の手で、今度は「現実の私達」を苦しめ始めます。

どうにもなら無い事に関しては、どれだけ私達が思いを巡らそうとも、どれだけ苦しんでも変わっていかないものです。
だとしたら、どうにもならない事を受け入れ、どうにかなるものをどうにかするために、苦しまなくていいように考えてあげることが大切なんです。

「実際の今の状況から、私に一体なにができるだろう?」
「今からこれをやってみたら数ヵ月後には○○が待っているんじゃないか?」

そして実際進んだ先の結果から再び「進んだ結果、現状はこうだけど、じゃあこれからどうしようか?と考えます。出来ても出来なくても「実際の私、実際の事柄」からまた歩んでいくんです。

こういった考え方で「実際の私達」と「理想の私達」の一致を目指していくのが私達にとっての解決策になると考えています。

かつての私


かつての私自身の話をすると
「常に悩み苦しんでいる実際の私」と「悩むこと無くなんでも解決する理想の自分」が
見事に不一致を起こしていました。

この不一致によって、理想の自分が実際の自分を相当に苦しめていたんです。

「弱いはずが無い、悩みなんか浮かんでくるな!」と実際の自分を否定すればするほどに、悩みは増えたんです。
その頃の私は、理想の自分についていけない自分に対し、失望していたんです。
悩み苦しむ弱い自分がどうしても許せなくて怖かったんです。まるで自分で作った壁に囲まれてしまったようでした。
また、私の場合は「いつか誰かが助けてくれるんじゃ?」とも思っていました。これも、今思えば「目の前の事柄」を全く見ようともせず、不可能な「理想の事柄」に目を向けていたんだと思います。しかし、私がなにを悩んでいるかを打ち明けもしていない時点で、その誰かには解決しようもありません。

そして何より、心の中に大きな大きな壁を作り上げたのは私自身です。それを取り除けるのもまた私自身でした。

自分自身によって壁を作ってしまっている、悩みを生んでしまっている事に勇気をもって目を反らさなくなってからは比較的早かったです。
「弱い、悩みやすい自分が今の実際の自分なんだ」と理解してからは本当に早かったです。
「じゃあ、この弱い自分をこれからはどうしていくか?変わっていくために今出来る事はなんだろう?」と、少しずつ考え方を修正して言った結果、今現在の私は全く持って辛くないんです。(より実際に則して言うと、悩み続けることはかなり難しい状態になりました。)
今思えば、「理想の自分」から物を見るのではなく、「実際の自分」から物を見た結果、理想と実際の不一致がなくなったために、楽になれたんだと強く感じています。要は「より、ありのまま」になれたんです。

今の私が、私自身について考える事はいつであっても
「今の自分がどうか?」「今から、自分になにができるか?」
の2つです。

これからについては実現可能な範囲に目を向け行動し、たとえそれが達成出来ても出来なくても、そこから「ここに存在する今の自分」を見ています。

起きてしまった事や、どうすることもできない事に思いを巡らせるより、
起きてしまった事に対して、「いま、なにをやるか?」
どうすることもできない事に対して「いま、出来ることはなにか?」

と考えていくクセを付けてしまうんです。
それが、いずれ私達の壁を無くしてくれる、魔法でもなんでもない、私達で出来る事です。

私達を悩ませている大きな要因は「理想の自分と実際の自分との間にある、落差」です。

今日のあなたの一日が「ありのまま」の1日である事を願って。
読んでいただきありがとうございます!

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