今回は、感情のコントロールについての、特に「始めの一歩」として必ず通るであろう話をしていこうと思います。嫌な感情は小さくし、良い感情を味わうために、特にネガティブな感情を小さくする方法をご紹介していきます。何をしたら良いのか?また、どうしてそれが必要なのか?もあわせてご説明していけたらなって思っています。
では、早速いきましょう!
はじめに
「嫌な感情は、できるだけ味わいたくない。」
これはどなたであってもそう考えるものだと思います。
だとしたら、ご自身の感情をある程度コントロールする事ができて、嫌な感情を小さく、良い感情は大きく味わうことが出来たら、どれだけ気持ちが楽になるでしょう。
今回は心理学の世界でも、よく言われている内容である「自分の感情を受け入れる」についてご紹介していきます。
SNS等でも「自分の感情を、自分を受け入れることから始まります。」という内容はしばしば目にしますし、私も大切な事だと感じています。
しかし、やっぱり中々踏み出せないものですよね。私自身が「分かっちゃいるけどさ。」みたいな時期が結構長かったのもまた事実です。
更に言えば、「誰かに話すと楽になります。」というのも大変納得のいく、心の動きに則した話なんです。実際に、誰かと話をするだけでも私達の脳はそれを「ご褒美」だと感じます。
ところが、あまりに悩んでしまうと周りとの関係を自分から断ち切ってしまっていて、話す相手がいない場合もあるんです。
何を隠そう、私がそうだったからです。
実際には身近に人はいたんですが、なんというか我慢に慣れすぎてしまって、更には自分のことを話すのが申し訳ないような、恥ずかしいような気持ちもあって、どんなにしんどくても「得に何も無いよ。」が口癖になっていたのを記憶しています。
私自身が当時は「心の上では一人ぼっち」だったんです。
でもですね、一人ぼっちからでも立ち直ることができたんです。
自分と向き合うような「一人」からはじめ、
心の余裕が出来てから、ずっと傍にいてくれた妻との関係を修復し「二人」に広がり、
今では友達との関係を元に戻し、更には社会貢献として発信をはじめ「みんな」に広がっていきました。
今尚その輪を広げようと思って、こういった発信を続けています。
特に妻には随分と迷惑を掛けましたが、ありがたい事に今はとっても楽しいんです。
関係は元通りどころか、以前より笑顔が増えましたよ。
交友関係は以前より遥かに広がり、私の周りは「気を使わない人」ばかりですが、それがとても心地よくありがたいものだと感じています。
ここまでに至らせていただいたのは、かなり大きな部分として、
自分自身の感情を昔よりは上手く扱う事ができているからだと思っています。
今日はそんな感情コントロールの「始めの一歩」をご紹介していければと思っています。
さて、始めに申し上げておきますが、「自分の感情を受け入れない状態」は、自分の心にとってはデメリットしかありません。
前置きが長くなってしまいましたが、ここから感情のコントロールについてご紹介していきます。
ご参考になれば幸いです。
感情のコントロールに必要な事
感情のコントロールを上手にするためには、「自分の感情を受け入れる」事が大切、なんですが、
正直個人的には「受け入れる」って言うのがちょっと重いなと感じるところではあります。
ですので、「自分の感情に嘘をつかない」にしたらどうかなって思うんです。
「受け入れる」というのを「自分の感情に嘘をつかない」としてあげるのは、より具体的だし、もっと言えばやる事はあんまり変わらないんです。
これならもう少し敷居を下げる事ができると感じます。
例えば
不安を感じたら「あ、私いま不安を感じてるんだ。」
というように、自分の感情に少しずつ気付いていく事ができます。
先ずはこの繰り返しで十分に効果がある事が分かっています。私達が良くやってしまいがちな「不安なんか感じている場合か!」のように感情に反発する考えはむしろ、その気持ちを大きくしてしまう事もあるんです。
また、私達はあんまりにも「自分の感情に嘘をつきすぎている」と、その感情が起きるのは、なにが原因だかさっぱり分からなくなったりします。特に不安などは漠然とした気持ちとして残ってしまう事が起きてしまうようになるんです。
ですが、
自分の感情に嘘をつかない事によって、徐々にご自身の気持ちに気付くのが上手くなっていきます。
例えるなら、自分の「感情の取扱説明書」を作り上げるための最初の1ページ目である「もくじ」が出来上がっていくイメージです。
感情をコントロールするためには、感情を知らないことには難しいんです。
そうはいっても、「はいそうですか!」とはなりにくいのが私達ですよね。
それに本当にそれだけで、気持ちが楽になるのかと、どうしても思ってしまう人もいらっしゃるかと思います。
私達は自分で実感した事がない事に対し、勇気を持って踏む出す事がどうしても難しく感じます。
でもが、誰であっても、ご経験があるであろう感情「悲しみ」なら、今回の話を実体験として実感いただけるのではないか?と考えました。
悲しみという感情で紐解く
何か嫌な事があって、「悲しみ」に暮れる事は私達の人生において一度くらいはご経験があるものと思います。
例えば、私の話で恐縮なんですが、
大学生の頃に大好きだった彼女に振られ、私は大いに悲しんだ記憶があります。いわゆる大失恋をしたんです。
当時は
「彼女がいなくなったら、もう先のことなんて考えられない!」というくらいには、「悲しみ」が大きかったんです。
私も一応その頃は「男らしくありたい」と思って、人前では気丈に振舞ってはいたもの、1人になっては落ち込む、という事を繰り返していました。
そんな生活を何日か過ごした時、1人で家にいたときに大きな「悲しみ」の波がきて、私は何年かぶりに、とても大きな声で泣いたんです。
そうしてひとしきり泣いた次の日、以前よりも「悲しみ」は大分小さくなっていました。
今思い出せるくらいには、自分に残った青春の記憶なわけですが、
あの時の大失恋を思い返してみると、
「悲しみを隠そうとすると、その感情は大きくなってしまう。」という事
「悲しみを悲しみと自覚して、大声で泣いてみた結果、悲しみはかなり小さくなっていた」という事が言えますよね。
おそらく多くの人は、「泣いたらなんだかスッキリした!」というご経験があるはずです。
つまりは、
「自分のネガティブな感情に嘘をつき続けるとその感情は大きくなり、自分のネガティブな感情に嘘をつかない事で、その感情は小さくなる」という事です。
また、腑に落ちていただけたなら今から、現在の感情にどんどん実践していく事を強くお勧めします。
私達は紆余曲折ありながら大人になったはずのに、こういった何度も繰り返し経験しているはずの心の作用については、どうしても忘れてしまいがちです。
反面忘れる事ができるから、新たな一歩を踏む出せるともいえるので、それほど悪いものでもなかったりもすると思います。
ですが、今回言ったような「自分の感情に嘘をつかない」事を言葉として覚えていれば、ふとした時に思い出して、私達の生き方にお役立てできるんじゃないかと思います。
さて、今回は感情コントロールの始めの一歩として「自分の感情に嘘をつかない」という事をお伝えして参りましたがこの始めの一歩から更に歩みを進めていけるような内容については、私の他の記事を読んでみるのも良いかもしれません。
今日のあなたの一日が「自分の感情に嘘をつかない」一日の始まりである事を願って。
読んでいただきありがとうございます!!