悩みを抜けた先にあったもの

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感情

こんにちは!幸せマンです。
今回は、私自身が悩み続ける状態から抜け出したなと思ったしばらく先に、更に「もうひとつ」私の中に芽生えたものをご紹介します。悩みを抜けた先の「もうひとつ」のものが自分自身もなんだか良く分かっていなかったんですが、ようやく腑に落ちたときの話です。悩みの先には違う悩みがあった!のような話では無いので、安心していただければと思います。

では、早速いきましょう!

悩んでいる状態からはしっかり抜け出しましたよ!


私は今から何年か前、日常生活が困難になるくらいには悩み苦しんでいました。毎日朝も夜も辛く、常に自分にとって嫌な事をずっと考えているような時期が数年間ありました。

妻からは、寝ている間によく叫んでいる、とも聞かされていて、私は寝ても覚めても悩みっぱなしだったんです。

正直、消えてなくなりたいと感じていました。

その半面「このままは嫌だ!」と思ってもいたんです。ですが、一向に踏み出せませんでした。
というよりも、私の場合は踏み出し方が分からなかったといった方が適切かもしれません。

そんな私も、沢山の本達に出会ってから一変しました。

そこからは少しずつ自分の中にある悩み事を理解しては、そのひとつひとつを丁寧に対処していきました。
何度も何度も嫌なことが浮かんでは対処、浮かんでは対処と繰り返しました。

私の場合その手助けをしてくれたのは、特に心理学と脳科学でした。
この二つが無かったら私は依然として悩みの渦中にいた事と思います。
私のようなものでも、幸せに近づけるという事を教えてくれたんです。

そして、ありがたい事にあれだけ悩んでいた私は、今ではむしろ悩む時間がほぼ無いといっていいくらいになりました。
私はしっかりと自分が変わっていったことを実感しています。

そうして悩みへの対処も随分上手くなった時、いつからだったかその悩みへの対処をすること自体が減っていったんです。

つまりは、悩みを解決するために何度も繰り返していた対処でさえも、必要では無くなったんです。

私としては願ったりかなったりだし、よく分からないけど「楽ならいっか。」位に考えていて、それについて考える事が無かったんです。

でも最近になって、
「これは、脳の仕組み上の話だったら説明が出来る。」
という事に気が付いたんです。

ですので、今回は脳の仕組みから悩みが解決するまでと、その後に起きたその対処すら必要とされない状態についてご紹介したいと思います。

悩みの根源とその解決


悩みというものは脳の仕組みから見れば、神経活動としては複雑極まりないですが、全体的に何が起きているか?は割とシンプルなんです。

全体的な見方をした場合、嫌な気持ちとは、
今までの経験から、それが「あなたにとって苦しいものだよ!」と教えてくれている、というだけだったりします。ここから、私自身に起きたであろう脳の変化を見ていきます。

当時、
私が「完璧で無ければ誰も認めてくれない」と思っていた時、常々私がそれを考えているので、脳はそれに順応して完璧か?完璧では無いか?をお知らせするようになります。

人間は完璧に生きられるわけが無いんですが、私が完璧を求めてしまっているので、その行動が「私にとって」完璧ではなかった場合に、
脳は「あなたが望むような完璧ではありません!上手くいかないことには不満を与えておきます。そういうルールです。」
と私の思ったとおりに、それはそれは従順に答えようとします。

つまりは私が望むとおりの現実を目指せるように、脳がそのエラーをお知らせしています。
私が目指していたのは全ての人が合意に至るような「完璧」です。ですが、実際にはかなり無理があったので、脳は沢山のエラーを発信します。
このエラーこそが「悩みの根源」です。

自分のみならず、相手も納得させないと気がすまない。その上、相手の気持ちに配慮しながら」というかなり難しい事を目指していた当時の私の中に、あまりにも沢山の「悩み」が生まれるのは今思えば当然だったんです。基準があまりに高く、自分自身で自分の人生を難しいものにしていました。

悩みへの解決策を提示し続ける


ここで、私は心理学によって「人はよく間違える。間違ってもいいんだよ。」「今までがどうであっても、これからを良くするために、今から始めていいんだよ。という事が事細かに書いてあり、それを学んだ当時の私はかなりの感動を覚えました。そしてその結果私は、
「完璧は無理なんだな。じゃあ、自分の出来る範囲でこなしていこう。」
と、今度は自分の出来る範囲で動く事を決意します。

ところが、脳の中には今までの経験から取り溜めた「完璧を求める思考」と更には「悩みを抱える思考」が沢山詰まってしまっています。

ですので、いくらそう思い立った私が
「完璧やめました。出来る事に出来る範囲で取組みます。」と思っても、

その取り溜めた脳からの思考が
「これはまたもや完璧ではありません!」と異論を唱えます。

これが悩みから抜け出す最初にして最後の関門です。
あまりに今まで悩んだせいもあって、なかなか「今までの思考」と「これからの思考」が一致しない時期がありました。

実際それは私にとっては、とんでもなく大きな壁に感じました。
心が折れそうになった事も何度もありました。

しかし、少しずつ脳は変化していき、またそれが決して不可能ではない事も脳科学によって既に知っていたので、それが私を支えてくれました。
今までの経験によって脳からの思考が発信されるのであれば、その「今まで」を今から作ってやる事も可能。つまりは脳の変化する事を利用して少しずつ考え方を更新してやる!という決意があったんです。何もしなかったら悩み続ける日々が今後ずっと続く。それならば、とにかくやってやる!そんな気持ちだった事を覚えています。

その後は何度も繰り返しました。
「今までそう考えてたのは、ちょっとした勘違いでした。これからはこうしたいと思う。」という考え方を悩み毎に変え、何度も繰り返し、今までを塗り替えようとしました。ちょっと変な言い方になるかもしれませんが、脳に語りかける感じで頭の中で繰り返しました。自分でもよくわからない不安だったりは、嫌だと思う事をとにかく紙に書きだして、脳に教えられる状態を作り上げました。

その結果、次第に脳は今までを更新し
「あれ?最近はそういう感じなんですね?」といわんばかりに、再び私の「今の繰り返される思い」に順応し始めます。
その結果、悩む時間はどんどん減っていき、1~2週間くらいで自分の中の変化を少しずつ実感し始め、およそ半年くらいでついには悩む時間はかなり短くなりました。この時点で、結構な幸せを感じていたことを覚えています。

そうして日々の生活を難なくこなせるどころか、私には自然と笑顔が増えたんです。
そして今回はその先の話をします。

ここからが、悩みを抜けた先の話です。

悩みってなんだっけ?

悩む時間が短くなってから、また数か月程の時間が経った時。ふと、気付いたんです。

最近、悩みになる事自体が無い。それも全く無い。
確かに仕事で問題が起きた時などは「面倒だな。」と思う事はあっても、「あの時何でああしなかったんだろう?」のような、後になって考え込む事は一切ありません。

この時の私は、「悩まなくていいならまあいっか。」位に考えていましたが、それにもちゃんと理由がありそうです。

その理由は、
「脳の今までの経験がすっかり更新されつくして、もはや私の意識にあがってくる時には解決されたものが提示されているなんじゃないか?」というものです。

ここで軽く補足をすると、
今までの経験を思考としてお知らせしてくれる脳」は、言ってみれば今までの経験から割り出す「自動計算」のようなものです。一般的には「無意識」と呼ばれるものです。
その「自動計算」が終わったものに対して、初めて私達はこれまた違う脳「確認をする脳」で判断しています。

これが私達の「考える」過程なんです。

つまりは、
自動計算の段階で、「嫌な気持ちにならないような計算」がされていて、その結果しか判断できない私にとっては、「悩みでは無い。」となっているようなんです。

だから、結果的に私からしてみれば「悩みってなんだっけ?」にも似た状態が作られているんだと思います。

問題発生!脳「自動計算します!これは問題ありません!」私「問題なさそうだな。」
という過程が生まれているのかと思います。

これを裏付けるものとして、もう1つ実体験の話をします。

冒頭で読んでいただいた通り、当時の私は睡眠中でも叫んでいたようです。
実際当時の睡眠は浅く、どれだけ寝てもひたすら辛かったと記憶しています。


ですが、現在はもう叫んでも、うなされてもいないようです。むしろ笑っているらしいです。それはそれでちょっと怖いですが、叫ぶより遥かにいいと思います。

なぜこんな話をしたかというと、
私達は深い眠りの時、「意識」がなくなります。
この意識というもので、私達は何かを判断しています。ですので、意識が無くなった状態は、いわゆる冷静な判断だったり、理性のようなものが利きません。

という事は、寝ていて叫ぶという状態は、今までの経験による脳の「自動計算」が「危険!危険!」と訴えかけていたのだと思います。

あまりに悩みすぎた結果、今までの経験による「自動計算」=「ほぼ悩み」になっていたんだと思うんです。

それが何度も繰り返し教え込むことで、今までを少しずつ更新していき、遂には今までの経験による脳の「自動計算」が「オールオッケーです!」になったと考えれば、自分の身に起きたことを理解できます。

これを理解した時、私は「そういうことか!」と腑に落ちたんです。

以上が私の身に起きた事であり、ざっくりとした気持ちの変化を表したものです。

悩んでいる状態が続くのは、本当に、本当に辛いものです。
ですが、悩みを抜け出そうとした先に待っていたものは、
「ずっと悩みを解決し続ける日々」なんかでは無く、
「悩みが浮かぶ事すらない日々」「悩むことが下手になる日々」でした。

経験上、はっきりと申し上げます。
今までは「今から」作り上げる事が可能です。

今日のあなたの一日が「今までを今から作り、悩むのが下手になる」一日である事を願って。
読んでいただきありがとうございます!!

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